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現在は7月中旬におこなわれていますが、本来は7月17日、18日が祭日です。この日は大磯浦の
漁夫蛸之丞が、高麗寺の本尊で あった千手観音(せんてかんのん)を海中から引き揚げたといわれる日で
その由来に基づいて祭りがおこなわれています。祭りでは隔年(2年に1度)ごとに、二艘の船形
の山車(マツリブネ)が美しい飾り船が、木遣り(きやり)や船歌とともに、大磯の街の中を練りあるいた
御船祭(みふねまつり)が、照ヶ崎へ浜降りします。
そして、高麗権現の渡来や千手観音が海中から引き揚げられた由来を伝える船唄や木遣唄が漁民
たちによって唄われます。かつては船を仕立て、照ヶ崎から花水川を遡って神霊を迎え、再び花水川を
下って海上を渡御したといいます。
しかし、ある年の暴風雨によって海上を渡御することができなかったためとか、地震で花水川の河床
が浅くなったためとか言われ、いつの頃からか陸上を曳かれるようになったと伝えています。
なお、もともとこの祭りは、浜青年と呼ばれる漁民だけで構成する青年団によってとりおこなわれてき
ました。祭りの執行にあたっては、遠方へ仕事に出ていても祭りの準備のために必ず帰らなければな
らなかったこと、漁民以外の者の参加を認めなかったこと、神霊の乗ったマツリブネを2階から見下ろし
てはいけないことなど、厳しい戒律もあったようです。
また、祭りの費用は、年4日あるツリアゲと呼ばれる日に青年たちが漁をして、その日の収入をあてて
いました。
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